

頭金って、貯金から出せるだけ出した方がいいんかな?

でも、家を買ったあとに貯金がほとんどなくなるのは怖いよね

確かにな。じゃあ先に、いくら残しておきたいか考えてみる?

うん。その方が私たちらしい頭金を考えられそう
マイホームを考え始めると、気になることの一つが「頭金」です。
100万円?300万円?
それとも、できるだけ多く入れた方がいい?
みのりと美希も最初は、「自分たちは頭金をいくら出せるだろう?」と考えていました。
でも、二人で話しているうちに、少し違う疑問が出てきます。
家を買うことだけを考えれば、貯金からたくさん出すことはできるかもしれない。
けれど、マイホームを買ったあとも二人の生活は続いていきます。
そこで二人は、頭金の金額を決める前に、「家を買ったあとに、いくら手元へ残しておきたい?」というところから考えてみることにしました。
「出せる金額」から考えるのを一度やめてみた


貯金を見ると、もう少し頭金に回せそうな気もするんよな

でも、それ全部を家のお金として考えて大丈夫かな?
これまでのみのりは、貯金の中から「頭金として出せる金額」を考えていました。
けれど美希の一言で、二人は家を買ったあとの生活にも目を向けます。
頭金だけを切り離して考えるのではなく、まずはこれから必要になりそうなお金を書き出してみることにしました。
家を買ったあとにも、お金は必要になる
引っ越し、新しい家具や家電、日々の生活費。
新居に住み始めれば、「これも必要だった」と気づくものが出てくるかもしれません。
さらに、突然の出費が重なる可能性だってあります。
美希はノートに、
「引っ越し」
「家具・家電」
「もしものためのお金」
と書き出しました。

こうやって分けると、貯金全部を“頭金に使えるお金”とは考えにくいね

うん。家を買ったあとに困らんようにするお金も必要じゃな
二人にとって大切なのは、頭金をできるだけ多くすることではなくなってきました。
先に「残したい金額」を二人で考えてみる


じゃあ、頭金を決める前に残しておきたい金額を決めてみようか

その方が安心して考えられそう
ここで二人は、考える順番を逆にしてみました。
「頭金はいくら出せる?」
ではなく、
「家を買ったあと、いくら残っていたら安心できる?」
から考えます。
金額だけを見ていると、できるだけ多く頭金を入れた方がいいように感じることがあります。
でも、二人が感じる「安心」は同じとは限りません。
そこで、もう少し具体的に分けて考えてみることにしました。
「使う予定のお金」と「残しておきたいお金」を分ける
引っ越しなど近いうちに使う予定のお金と、急な出費に備えて残しておきたいお金。
同じ貯金でも、役割は違います。
みのりと美希は、それぞれを分けて考えてみました。
すると、「貯金はいくらあるか」だけを見ていたときよりも、自分たちが頭金に回せそうな範囲が少しずつ見えてきます。

これなら、“出せるだけ出す”じゃなくて考えられるな

うん。残したいお金が分かれば、頭金も考えやすいね
鳴海先輩のワンポイントアドバイス|頭金は「順番」を変えて考えてみよう


鳴海先輩、頭金って多い方が安心なんですか?

金額だけで決める前に、“買ったあとに残したいお金”も考えてみるといいよ
鳴海先輩が教えてくれたのは、頭金の「正解の金額」ではありませんでした。
大切なのは、頭金・購入後に必要なお金・もしものために残すお金を、一緒に考えること。
「頭金をいくらにすれば正解?」
と考えると迷いやすくても、
「家を買ったあと、二人が安心して暮らすにはいくら残したい?」
と考えると、自分たちなりの基準を作りやすくなります。
頭金だけを大きくすることが目的ではありません。
マイホームを購入したあとも、二人の暮らしが無理なく続いていくこと。
成美先輩の話を聞いて、みのりと美希はそこを忘れないようにしようと思いました。
まとめ|二人が安心できる頭金を考えてみよう


私たちも、手元に残したい金額から考えてみよう

うん。それから頭金を決めればいいな
頭金について考えるとき、つい「いくら出せるか」から始めてしまいます。
でも、みのりと美希が今回やってみたのは、その逆でした。
まず、家を買ったあとに必要になりそうなお金を考える。
そして、もしものために残しておきたいお金を考える。
そのうえで、二人が安心できる頭金を探していく。
大切なのは、誰かの正解に合わせることではありません。
「これなら家を買ったあとも安心して暮らせそうだね」
二人でそう思えるバランスを見つけることです。
頭金について少し整理できた、みのりと美希。
でも、ここで次の疑問が出てきました。

頭金が決まったとして……毎月の住宅ローンはいくらなら無理なく返せるんじゃろ?
次に二人が考えるのは、**「借りられる金額」ではなく「無理なく返せる金額」**です。
マイホームのお金についての話は、もう少し続きます。

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